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やってて良かった!フクダ式 小さな会社の人事制度(資格等級制度・評価制度 給与制度の構築)

中小企業の賞与の相場と払い方 福田式賃金管理事務所

人間ドックで体重を量って、2年前と比べて8キロ痩せていることが判明した福田秀樹です。
今、歯の治療を中断しています。通っていた歯医者さんが手術で入院されているからです。退院されるまで待つことにしました。先生と奥様2二人でやっておられ、すごく良い感じです。歯医者さんが認める歯医者さんです。早く戻ってきて下さいね。良い歯医者さんに出会いたい方は8月以降に予約を取りましょう。

山崎歯科医院(西洞院五条南東) TEL:075−371−8247
(注)「福田式」を見た!でも割引はありません。

長時間労働=少子化の原因?
今国会は雇用国会と呼ばれ労働関連法案がたくさん上程されました。その中でも格差是正・長時間労働の抑制は大きなポイントとなりました。政策として少子化対策も喫緊の課題となっていることもご承知のとおりです。

労働行政はこのように考えています。

日本は女性が子供を産みにくい環境
@それは子育てしながら仕事をすること、またはいったん退職すると元通りの職場復帰が難しい
A男性の家事参加の度合いが低い
その原因は何か?
長時間労働が諸悪の根源だ!」

と位置づけています。特に20代後半から30代の長時間労働に目を光らせています。
ですから、休日や休暇の積極的付与の義務付け、長時間労働に対する規制強化などが益々促進されるはずです。
今後、すべての会社がいかに時間効率を上げて付加価値を高めるか−に頭を悩ませることになるのです。

それでは次頁から「中小企業の賞与の相場と払い方」のスタートです!


中小企業の賞与の相場と払い方 福田式賃金管理事務所

今年の夏季賞与は過去最高?
以下は日経新聞の記事です。

「07年夏季賞与、過去最高の93万8555円・経団連第1回集計」

日本経団連は24日、大手企業の2007年夏のボーナス交渉の妥結結果(第1回集計)を発表した。妥結額(加重平均)は93万8555円と、第1回集計としては過去最高。昨夏比の伸び率は2.77%と、5年連続でプラスとなった。

業種別では製造業が96万1300円(3.17%増)と過去最高を更新。非製造業も88万1579円(1.59%増)と3年ぶりに前年比プラスに転じた。調査は東証1部上場の269社に実施、99社から回答を得た。 (19:01)
[5月24日/NIKKEI NET]

フーン。93万円って中小企業の「年間賞与」ですね。この恩恵に属する人って大手企業に勤務する一部の人達で、中小企業で今年の夏は過去最高で〜す!という勢いの会社、私は知りません。

中小企業の賞与相場
中小企業の賞与の相場はどのくらいか?月給の○ヵ月分というとその算定基礎給、何の○ヵ月分かというややこしい話になりますが、ここでは基本給と役職手当などの「職務関連手当」(家族手当などの属人的な手当を除いたもの)を算定ベースとして考えれば、おおむね中小企業の相場は年間2ヵ月分程度ではないかと思われます。2ヵ月というラインをウロウロとしているのが普通の中小企業。

賞与の相場というのは会社の業績によって本当に格差があります。
ビックリするぐらいの金額の会社もありますし、ゼロに近い会社もあり、相場といってもなかなか難しいとうのが実情です

中小企業は月数制にする
賞与の払い方には2通りあります。
   @ ポイント制
   A 月数制

ポイント制賞与制度というのは、以下のようなポイント表を作ります。等級制度があることが前提です 。

S
120
144
180
240
300
A
110
132
165
220
275
B
100
120
150
200
250

C

90
108
135
180
225
D
80
96
120
160
200
1等級
2等級
3等級
4等級
5等級

まず、賞与原資を確定します。
従業員全員の人事評価を実施します。
賞与原資を従業員全員合計ポイントで割り、ポイント単価を算出します。
ポイント単価をかけ戻し賞与額を計算します。


上記は賞与は利益分配であるーという原則に添った合理的な賞与支給決定方法だといえます。多くの会社が賞与生活給(固定給)の考え方を払拭するために「月数制」を廃止しました。

しかし、私は中小企業は月数制が向いていると思います。「中小企業は月数制に戻そう」と主張したい。

月数制というのはベースが1ヵ月分と決まれば、A評価が1.2倍(1.2ヵ月)、B評価が1ヵ月、C評価が0.7倍(0.7ヵ月)などと格差をつけるものです。

ベースに評価に応じて何倍するかなどは毎年、修正を加えればいいです。

なぜ、月数制をお勧めするか?それは「わかりやすさ」「伝えやすさ」です。
賃金管理の要諦の一つは「わかりやすい仕組み」であることです。説明の要らない仕組みが理想です。

算定基礎給は基本プラス役職
月数制ですから、賞与の算定基礎給が何かということが重要です。

私は「基本給+役職手当」がいいと思っています。役職が上れば、賞与の算定基礎給がアップし、年収もアップします。役職を降りれば、逆に年収がダウンします。

基本給が実力給になっていなければ、基本給の減額が必要となるかもしれません。

そのときに月例賃金の総額は下げずに基本給の一部を実力に見合うようにカットし、調整手当に振り替えます。

たとえば、基本給35万円の人が実力に見合った基本給でなければ30万円に減額します。5万円を調整手当として支給します。

これは賃金の不利益変更ですので、本人に十分に説明して同意を得ることとします。

目標を達成し○ヵ月分出すと言う
社員さんに経営や業績・利益の意識をもってもらえるように決算書を公開されている会社があります。

でも、誰もわかりません。見ようともしません。

経営計画書に売上○%アップ、経常利益○%アップで○円を確保する、と記載されてあったりします。

でも社員さんはピンときません。

そもそも経常利益という言葉がピンときません。経常利益が気になっているのは経営者だけです。しかし、経常利益の重要性はしっかり伝えたいところです。

労働分配率45%まではすべて社員に還元するとしている会社もあります。
これはこれでいいのですが、これも経営者の言葉です。

社員さんにとって一番伝わるのは結局いくらなんだ−ということです。
賞与の支給基準というのは縦軸に「一人当たり粗利益額」、横軸に「経常利益」をとって、平均が何ヶ月分になるのかというマトリクスです。

労働分配率は有効な経営指標ですが、賞与の支給基準としては片手落ちです。

大切なのは一人当たりの付加価値額です。ですから、経営計画書には以下のように記載します。

「一人当たり粗利益○円で、経常利益が○円以上であれば賞与を○ヵ月分配りたい」

ウーン、というよりも
「賞与を○ヵ月分配りたいので、一人当たり粗利益○円で、経常利益○円以上になるように一致団結して頑張ろう」です。

幹部に賞与を平均○ヵ月出すための今期の「予定の利益構成図」を書いてもらえばいいです。
たとえば、賞与を3ヵ月分もらうためには−から逆算して、予算を立てるということです。

賞与支給額から始める経営計画書です。

本は初めから終わりに向けて読みます。しかし、経営は逆です。終わりから始めて最初に戻るのです。

賞与は年2回〜3回が妥当
ある本に賞与は年4回が理想と書いてありましたが、お勧めしません。年4回だと社会保険法上、賞与とみなされず月々に割り振られて保険料を徴収されるからです。ですから年3回まです。これで十分です。

決算が3月の会社は
夏季7月、冬季12月、決算賞与3月

決算が9月の会社は
9月(通常+決算)、4月

などでもいいと思います。やはり、営業年度の業績と連動可能な支払い時期がベストです。

そして、まずは賞与 年間3ヵ月分を目指したい。

月例賃金はサービス残業をなくしながら、福田事務所が提供する賃金統計のチョイ上を目指し(あくまでもチョイ上)、賞与は3ヵ月分以上払えるような会社。

中小企業はまずはそれでいいのです。


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最後までお読みいただきありがとうございました。
平成19年6月1日
福田秀樹 拝

 
 

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