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福田秀樹のWEBコンサルティングその他社長のためのQ&A

Q

デフレからインフレになるようです。材料や仕入価格がジワジワあがり、利益が圧迫されてきました。中小企業はアベノミクスなど何も良いことがありません。

A

デフレであろうが、インフレであろうが、果てしなく原価を下げ続ける努力をしなければいけません。貴社は「売上は最大に、経費は最小に」の経営努力がやや甘いようにお見受けします。向こう3年間は紳士的ではあるが、嫌われ者になっても値切って、たたきまくる勢いがないと経営がしんどくなります。

 

先日、製薬会社のクライアント企業B社の社長に教えていただいたのですが、医薬品のパーケージなどはとても高いそうです。製薬会社はISOなど比べものにならないくらい品質を高いレベルで維持する特別な業界基準が存在します。だから、それに関連する包装資材などは「ハイクオリティー」を売り物に数社の寡占状態で高価格となっています。そんな業界に、別の業界(食品関係)に精通していたパッケージメーカーが設備投資をしてノウハウをつけて参入し、B社に営業をかけてきたそうです。この業者は食品関係の会社と取引をしていたので元々品質に対しては一定のレベルがあるのです。

 

この業者の見積もりが安い。B社は年間1,500万円のコスト削減を見込める可能性が出てきました。社長も副社長もおっしゃっていました。「今まではパッケージはこの会社に頼むものだと。これは反省しています。これが固定観念ですね・・」とのことで、早速、仕入業者を変える検討に入っています。

 

つまり、世の中は絶えず進歩しているということです。資本主義社会ですから、儲かっているマーケットにどんどん新規参入が起こり、また技術革新により、常に競い合っているので、デフレであろうと、インフレであろうと「より良い品をより安く」供給する業者が、社長の知らない間に出現しています。

 

常に業者を変えることに目を光らせるべきです。語弊を恐れず敢えて言えば、資本主義とは"かっぱらい"の社会です。 

仕入現場の担当者は仕入先を変えるとき、あれこれリスクやデメリットをまくしたてますが、これは自分の仕事ぶりを否定されたように思うのか、自己保身の場合が多い。だから、オーナー自ら切れ込んでいく。3社見積1社発注は当り前、現金でたたく(支払方法で値切る)、数をまとめて値切る、最も良いのは仕入業者を全部変える姿勢でのぞむ。そうすると、業者もよくわかっており、現在"適正な価格"を提案してきます。

 

この話はすべての業者に言えます。保険会社や●●士、何気なく今までお付き合いがあったからそのままお付き合いされている、すべての業者に言えるのではないでしょうか。

 

えげつないですか。いえ、これはまさに逆の立場でも言えるのですから、我々も日々反省し、改善に改善を重ねて前進しなければ、経済戦争というマーケットで殺されていく。企業は「経済戦争」という企業同士のつぶし合い、「競争社会」の真っただ中にいます。優れた者が勝ち、劣った者が敗者となり、即刻退場して消えてなくなります。毎日の業務が終れば反省し、間違いは厳しく正し、常に甘えることなく磨きに磨きをかけ、もうこれでいいだろうという際限はなく、改善し続けなければならないということです。

 

 

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