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福田秀樹の多事争論経済・社会

経済敗戦

90歳になる義理のおばあちゃんが、「第二次大戦の戦後の苦しさを思えばどんなことで耐えられる」と言っていました。無理をして、無理をして、勝てる、勝てると国民を欺き、その戦争で負けたときの反動、国民の落胆や苦悩はいかばかりだっただろうと胸が痛みます。

 

敗戦の頃の公的債務はGDP比で約260%。戦争に負けて、日本は財政破綻しました。1946年に預金封鎖を行い、新円に切り替え、預金・不動産に財産税(25%~90%)の徴収が実施されました。戦時国債の大量発行、卸売物価は1944年から6年間で124倍に高騰したといいます。郵便貯金も10年間払い戻し禁止。10年後の物価は300倍になった。国民の負担は大変重く、とりわけ中間層からの徴収が多かったといわれています。こうして国民に多大な犠牲を強いて、国の借金問題を"解決"したのです。

 

実は最近の公的債務はGDP比で約240%です。戦後と酷似しており、昨今の状況は少子高齢化のために社会保障費の重荷による借金は益々膨らむことは不可避であり、敗戦後と同様に事態は深刻です。

 

私は、既に日本は経済敗戦したと思っています。小学校のときに日本は貿易立国であると習いましたが、もう貿易・サービス収支の赤字も3年前から定着しています。

 

一から出直しです。私は団塊ジュニアとして、食べるもの、着るもの、何不自由なく育ててもらいました。だから、これから死ぬまで大変ですけど頑張っていきたいです。歴史は繰り返すのですね。

 

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