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福田秀樹の多事争論経済・社会

古いものほどいいものだ?

先日、弊社のクライアント企業の社長様に教えて戴きました。

 

「御菓子の新商品の90%以上は1年以内に消えてなくなります。なかなか稼がせてくれません」

 

この企業様は、スーパーやコンビニに並ぶ御菓子を、大手菓子メーカーからOEMで受託されています。

 

皆さん、昔からある御菓子が連綿と店頭に並んでいるのはご存じの通りです。ポッキー、キットカット、きのこの山、タケノコの里、サッポロポテトなどが私には思い浮かびます。このようなロングセラーはずっと売れ続けるらしく、利益の大半がこのロングセラーがたたき出しているといいます。

 

超高速旅行やタイムマシンの研究で知られるリチャード・ゴット氏は、私たちが何か物体や現象に出会った時、その物体や現象の存続期間の最初や最後のほうである可能性は低いといいます。つまり、「昔からある古いものは、今後も長く続くし、最近出たバッと出のものは長続きしない」ということです。

 

私の属する業界の人事系のノウハウは、やれコンピテンシーだ、タレントマネジメントだ、とそのときの流行が押し寄せてきます。では、この流行がこれからも続くかといえば、それは逆です。

 

古臭いな、とか時代遅れだな、と思えるもののほうが実は価値は高いかもしれない。「最新の人事制度」、「最新の経営手法」「最新の・・・」ほど、なんとも怪しいのです。

 

流行やトレンドや新しい知識を追い求めるのではなく、古くて今もなお残っているものにフォーカスをあてる、古さにこだわる、というのが最も合理的な選択かもしれない、という事例に最近複数遭遇しています。

 

 

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