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福田秀樹の多事争論経済・社会

すそ野が広いと山は高い

いつもお世話になっている美容師さんの話。

 

最近、学校で職場体験をやっていて、その一環で仕事研究のような授業があるそうです。よく小売店などに中学生が店頭に立っていますね。あれの一環です。

 

その授業の配布資料に職業と年収のリストがあるそうです。たとえば、弁護士 平均年収●円、医師 平均年収●円、公務員、パイトロット・・・、といった感じです。

 

その美容師さんが嘆いておられるのは、美容師の平均年収も記載があって、とても低い状態で子どもたちに知らされています。おそらく、厚生労働省の賃金センサスの資料ではないかと思います。

 

美容師の業界もいま、なり手がなく、とても人手不足で、美容師学校も閉校しているそうです。「求人出しても人が来ません」とおっしゃられます。

 

その要因としては労働時間が長く、徒弟制度の色合いが強く、労多くして報われないイメージがあるのでしょう。それに追い打ちをかけるように学校で、平均年収などの資料を配るのです。

 

子どもたちに年収が低いイメージが植えつけられ、さらになり手がなくなっていくでしょう。

 

美容業界からすればまさに「何してくれてんねん!」という話です。

 

コンサルタント業界もそうです。明日から名刺に「コンサルタント」と書けばみんなコンサルタントです。だから、めちゃくちゃすそ野が広くなる。スピーチコンサルタント、ファッションコンサルタント、婚活コンサルタント、もうなんでもありです。コンサルタントという統計はないですが、もし統計をとったら平均年収は300万円くらいになるのではないかと思います。

 

その広いすそ野から登っていくことが大切です。私は、すそ野が広いと山は高いと思っています。つまり、競争が激しい業界、多数乱戦になっている業界ほど、その山は高く、頂点に上り詰めれば、地位、名誉、そして年収も勝ち取れるはずです。

 

単なる職業別の平均年収は、その実像を見失わせるものです。

 

適性があり、その仕事が好きで、夢をもって、ひたむきに努力するなら、頂点への道を上ることができ、決して低い年収になることはないです。

美容師の平均年収は低いけれど、カリスマ美容師は年収1000万円を軽く超えるのですよ、物事はすべてやりようです。創意工夫や努力で自分の道を切り開いていけるのです。夢をもって努力しましょう、というのが教育ではないでしょうか。

 

 

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